授乳中にアフターピルを飲んでも良いの?

授乳中にアフターピルを飲んでも良いの?

子育てに専念したい、経済的にまた子どもを産むのは厳しいなどの理由で、産後しばらくは新たに子どもを設けることを望まない女性はたくさんいます。

産後しばらくするとセックスを再開すると、また妊娠しないように必ずしなければいけないのが「避妊」です。

予期せぬ妊娠をしてしまい産後の計画が崩れないように、パートナーとしっかり話し合って、どのような方法で避妊をするのか話し合うことが大切です。

しかし、避妊をしていても失敗することがあります。
そんな時のためにアフターピルを持っておきましょう。

出産した後はしばらく妊娠しない?!

出産した後はしばらく妊娠しない?!

出産をした後、女性の体は赤ちゃんを育てるための機能を発達させます。

「プロラクチン」と呼ばれるホルモンが多く分泌されるのですが、その影響で母乳が出るようになったり、卵巣機能が抑制されるのです。

プロラクチンには子宮収縮を促す働きもあり、産後の疲れた身体を回復させて子育てに取り組めるように整えてくれます。

さらに、プロラクチンは産後すぐに再度妊娠しないように、排卵を抑制させる役割も担っています。
産後しばらくは生理が来ないのはこの為です。

生理が再開していないのに妊娠することはある?

生理が再開していないのに妊娠することはある?

授乳中のママは出産から生理再開までに3~12ヶ月ほどかかると言われています。
母乳育児でないママは2ヶ月ほどと、授乳中のママより生理が再開するまでの期間が短い経口にあるようです。

生理が来ないからと言って排卵が起こっていないというのは、必ずしも正しいとは言えません。

生理は排卵を経て起こるため、生理がまだ来ていないという理由で避妊なしでセックスしてしまうと、ちょうど排卵が再開したタイミングと重なって妊娠に至ってしまう可能性もあるのです。

したがって産後直後であっても、セックスする際は避妊をきちんと行いましょう。

産後すぐの頃に避妊に失敗してしまったら?

産後、次の子作りを計画していない時期に避妊に失敗してしまった、ついつい避妊なしでセックスしてしまった場合、どうすればよいのでしょうか。

避妊に失敗した後でも、事後避妊という方法で妊娠を回避することが可能です。
事後避妊ではほとんどの場合にアフターピルという薬が用いられます。

アフターピルはセックスした時間から72時間以内に服用すると、75%以上の確率で妊娠を阻止します。

授乳中にアフターピルを飲んでも大丈夫?

授乳中にアフターピルを飲んでも大丈夫?

ここで問題になるのが、授乳しているママがアフターピルを飲んでも大丈夫なのかという点です。

ママが体内に取り込んだものは、母乳に混ざってしまうため、間接的に赤ちゃんも体内に取り込むことになってしまいます。

アフターピルにはプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)が含まれているものと、プロゲステロンのみを含むものがあります。

授乳中でもほとんど影響なくして服用できるものは、プロゲステロンのみを含むアフターピルです。

プロゲステロンとエストロゲン両方を含むアフターピルは、母乳の出が悪くなったり赤ちゃんの乳房肥大を起こす危険性があるため、産後6ヶ月以内の服用は推奨されていません。

授乳中のアフターピル選びのポイント

アフターピルは数多くの製薬会社が開発・販売しています。
種類によっては成分が異なるため、授乳中にアフターピルを服用する際は、成分チェックをしながらアフターピルを選びましょう。

プロゲステロンのみを含むアフターピルで代表されるのは下記の薬剤です。

・ノルレボ
・アイピル
・アンウォンテッド72

なお、エラ(ella)と呼ばれるアフターピルが存在しますが、有効成分「ウリプリスタール酢酸エステル」は赤ちゃんにどのような影響を与えるのか確認されていないため、服用を控えることをお薦めします。

プロゲステロンのみを含むアフターピルを薬の影響を心配する方は、服用後24時間はなるべく授乳を控えるようにしましょう。

授乳中は避妊により注意しよう

授乳中は避妊により注意しよう

授乳中に避妊に失敗しても、アフターピルを飲むことで妊娠する確率を大幅に下げることができますが、アフターピルはホルモン量が多いために、少なからず身体に負担をかけてしまいます。

授乳中は特に赤ちゃんにとって大事な時期ですので、ママの身体にかかる負担を最小限に抑えるためにも、事前の避妊を徹底しましょう。

産後に良く使用される避妊方法としては、コンドーム、子宮内避妊リング(IUD)、低用量ピルです。

低用量ピルに関しても、プロゲステロンのみを含むミニピルが推奨されますが、ミニピルは残念ながら日本では販売されていません。

コンドームもIUDも低用量ピルも100%妊娠を防げるわけではなく、少しでも使い方を誤ると妊娠する可能性が高まってしまいます。

避妊をしてもしなくても、妊娠してしまうかもしれないと思った時のために、アフターピルをお守りとして持っておくと良いでしょう。