女性が妊娠する仕組みと中絶・避妊を知る

お腹を抱えている妊婦

女性の身体には、卵巣内に卵胞と呼ばれる卵子のもとになるものが多く存在しています。そして身体の準備が整うと、一定の周期で1つずつ成熟していき、卵子が卵巣から飛び出します。この働きに合わせて、精子に出会うことで受精が可能になるのです。

そして、子宮という受精卵を守りながら成長させることが出来る器官も備わっている女性の身体だからこそ、命が生まれます。

その仕組みと、それが起こる難しさを知りましょう。それと同時に、妊娠をしても望んでいないという理由から「中絶」を選ぶ場合があるということも知っておかなければいけません。

これを通して、女性自ら妊娠するタイミングを計ることの大切さを知っておきましょう。

妊娠が成立するまで

初潮を終えた女性が毎月の周期で生理がくるのは、受精しやすい子宮内環境を作っていた子宮内膜が経血となって剥がれ落ちているからです。

それは、成熟した卵子が卵巣から飛び出し排卵されても、精子に出会うことや着床をすることが無かったことを意味しています。

もし、排卵後にタイミングよく精子と出会い受精に成功。そして、子宮内膜に着床することが出来れば、その時点で妊娠成立となるのです。

排卵~受精まで

男女がハートを持っている
女性の脳にある下垂体というところから、卵胞刺激ホルモンが分泌されることで多くある卵胞のうちの1つが成熟を始めます。すると卵胞が破裂し卵子が飛び出し、卵巣の外に排出されます。

生理後1週間前後で卵胞が成熟して、それから5日程度で卵子が卵巣を出る「排卵」が起こります。それぞれの期間を、卵胞期・排卵期とよびます。

排卵後は、卵管で精子を待っている卵子。その寿命は24時間程度です。限られた時間のように感じますが、実際に受精できる時間はさらに短い約6時間程度とされています。
排卵後の10日程度を黄体期とよび、子宮内膜が受精卵の着床が出来るように準備をしている期間です。

受精卵が着床、そして妊娠

排卵後、この期間内にうまく精子と受精出来ると、細胞分裂を繰り返しながら1週間程度の時間をかけて子宮内に入り、着床します。

その時に、黄体期に子宮内膜が着床しやすいように厚く、そして柔らかくなってくれているおかげで、受精卵がそこにもぐりこみ根を張ることで着床、つまり妊娠が成立したとなります。

その後、多くの女性が楽しみにする「妊娠周期」は最終月経開始日が0日と数えられます。すると、妊娠が成立した時には、妊娠2~3週が経過していることになります。

妊娠する確率

少ない確率
まず女性の身体には、多くある卵胞も月に1度しか卵子に成熟しません。そして、受精する為に、必要なもう1つが精子ですが1度射精されると、数億個の中からたった1つしか受精出来る可能性はありません。

それぞれの寿命からみてみると、精子が5日程度で卵子が受精可能な時間が約6時間とされることから、排卵前日~直後の性行為が妊娠の確率を高めてくれるでしょう。

また、受精をしても着床に間に合わなかったり、遺伝子もしくは染色体異常があると着床に至らない場合もあります。これらのことから、受精卵が出来たとしても20%程度しか着床していないことも分かっています。

妊活について

このことから、タイミングが合わなかったりしたら、妊娠は難しいことだと分かりました。また何か異常があれば、受精卵が出来ても着床できない。着床出来ても、妊娠15週までは流産をしてしまう可能性もあります。

その確率も妊娠の約15%もあり、うち12週までの流産は全体の80%以上にもなるのです。

この事実から、妊娠をしたくても出来ない場合もあります。そういった場合、妊活を始める人も多いのです。
それは女性自身の体調や生活習慣を整えること、そして排卵のタイミングに合わせて性行為を行うなどがあります。

そして、定期的な婦人科の検診を受けて自身の身体の状態を知り、妊娠できる状態であるか、受精卵の着床が安定しやすい子宮環境が作れているかなどを確認しましょう。

その反面、中絶をする人もいる

手術器具
妊活をするほどに、妊娠を望んでいる人がいる反面望んでいないにも関わらず妊娠をする人もいます。

そこには、簡単に妊娠しないだろうという安易な考えがあるか、避妊をしたけど失敗してしまった、最悪なケースでは避けきれない状況に置かれて妊娠してしまった、などさまざまな理由があるでしょう。

しかし、妊娠をしてしまえば簡単に後戻りはできません。選べる選択は、出産か中絶となるのです。中絶となってしまえば、高額な費用がかかる上に心身ともに大きな負担がかかってしまいます。

こうした中絶によって、将来妊娠をしたいと思った時に何らかの影響を及ぼす可能性もあります。それよりも、生まれるはずだった命を人工中絶手術という、人為的なことで奪ってしまうことは何よりも悲しいことです。

妊娠を望む、その時まで避妊をする

そんな中絶という選択をしない為にも、望む妊娠のその時まで妊娠を防ぐ工夫をしていかなければいけません。

日本女性の多くの人は、男性が性行為の時に装着するコンドームに頼っているでしょう。しかし、コンドームも破れたりしてしまったら効果は無くなってしまいます。そんな時に性行為後でも避妊効果を発揮するモーニングアフターピルというものがあるのです。

日頃からしっかりと避妊をしたいということであれば、低用量ピルを飲んで飲み忘れたりした緊急用にアフターピルを飲むなどの工夫もできます。

将来、母親になる女性が悲しい選択をしてしまわない為にも、妊娠を望むその時まで避妊をするよう努めましょう。

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