モーニングアフターピルで失敗してしまう可能性や原因

落ち込む女性

今、妊娠は避けたいと思っている人が性行為の後に出来る避妊法は、モーニングアフターピルを飲むことだけです。

しかし、それも薬である以上失敗してしまう可能性はあります。さらに、使用方法やその後の行動によって失敗の確率を高めてしまうことにもなりかねません。

一体どのようなことがあるのでしょうか。

アフターピルを正しく使っても、排卵のタイミングや子宮内膜の成熟、また薬の効き目に個人差があるので妊娠を防ぐことが出来ない場合もあることを理解しておきましょう。

アフターピルの避妊率は100%では無い

緊急避妊薬とも呼ばれるアフターピルですが、決して100%避妊出来ることでは無いと覚えておきましょう。

いくらホルモンバランスを急激に変えて、強制的に生理を引き起こすと言っても、その時々で、私達の体内で起きている排卵などのタイミングにも違いが出るので、全く同じ効果が続くわけではありません。

その為、薬の効果が出る前に受精、また子宮内膜の成熟が進んでいれば妊娠の可能性が高いことを意味します。

つまり、アフターピルを備えている場合でも危険日前後の性行為は、危険日ではない時に比べると妊娠の可能性は高くなってしまうのです。

これらのことから、早めに飲めば受精もしくは着床前に効果を発揮する可能性も高まるのでアフターピルは72時間以内よりも早く飲むことが必須となっています。

種類によって、避妊率にも多少差はありますが性行為後72時間が経つ前に飲むことで約75%、24時間が経つ前だと約90%、12時間が経たない前に飲むことで約95%以上は避妊を成功させることができます。

妊娠回避の失敗確率を高めてしまう原因とは

ルーペと原因を書き留める用紙
本来、制限時間内にアフターピルを飲むことが出来れば、約75%は妊娠回避が出来ます。しかし、使用方法やその後の行動に気を付けなければ失敗の確率を高めてしまうことにもつながります。

また、早めに飲んでも体調の変化によっては対処しなければ、成功の確率を下げてしまうもしくはアフターピルの効果を無意味にしてしまうこともあります。

その原因になることには、どんなことがあるのでしょうか。

制限時間を超えてしまった

避妊失敗の大きな要因となることの1つに、アフターピル服用の制限時間を超えてしまうことがあります。それは、性行為の後72時間が経つ前の服用が必要ですが、病院で処方してもらうのが遅れたりしてしまった時に起こりうることです。

そうなってしまえば、避妊率は75%以下にまで下がってしまうので1/4の確率で妊娠してしまいます。

副作用の嘔吐や下痢

アフターピルを飲むことで、副作用が起こることもあります。頭痛や腹痛、倦怠感などがある中で嘔吐や下痢を引き起こす場合があります。

この場合、3時間以内の嘔吐もしくは水下痢を起こしたら、薬の成分が体内に吸収されていないことがほとんどです。こうした症状が起きたら、いくら早く飲んでいても吸収されていない以上意味がありません。

その為、再服用する時にも性行為から72時間以内という時間を意識しながら、制限時間に遅れないようにする必要があります。

再服用の遅れや2錠目の飲み忘れ

グラスと影
アフターピルを副作用によって吐き出してしまってから、もう一度飲むはずの薬や2回飲むタイプの避妊薬の2回目の飲み遅れ・飲み忘れが避妊失敗の原因になることもあります。

高い効果を持つはずのアフターピルを正しく飲めていない以上、本来の効果を発揮することも難しい為、避妊の確率は大幅に下がってしまうことが考えられます。

再服用に関しては、初めに飲んだ薬は無意味同然なので、飲み直しを忘れた場合にはアフターピルを飲んでいないこととほぼ同じです。

また、2回目の服用を忘れた場合に関しても避妊に必要なホルモン量の半分しか摂取出来ていないことになるので、効果は半減してしまうでしょう。

アフターピル服用後、生理がくる前の性行為

そして、避妊したくてアフターピルを飲んだにも関わらず、その成功・失敗を確認する前つまり生理がくる前に性行為をしてしまうと避妊率が低くなる可能性があります。

それは、初めの服用で排卵を遅らせることに成功した場合、遅れた排卵がアフターピル服用後の性行為とタイミングが合ってしまえば妊娠しやすい状況が出来てしまいます。

服用から3週間が経過、出血なしは妊娠かも!?

両手で顔を抑えてショックを隠しきれない女性
アフターピルでの避妊成功の証は、飲んでから3日~3週間以内に起こります。その間に生理予定日があれば、その予定日付近で起こることもあります。

この期間に出血が見られない場合は、妊娠をしている可能性があります。もし、避妊が出来ていれば、アフターピルを飲んだタイミングが排卵前でも後でも3週間以内には生理が引き起こされているはずです。

もし、生理が確認出来ない場合には妊娠検査薬での確認を早急にするようにしましょう。

早すぎる出血は問題ありの可能性大!

また、アフターピルを飲んで3日以内に出血があったなど、あまりに期間が短い場合にはアフターピルの効果が出る前の出血の可能性が高いです。

その前の性行為での子宮外妊娠や子宮頸がんなど婦人系の病気の症状である場合があります。あまりに早すぎる出血の場合は、すぐに病院を受診しましょう。

アフターピル服用後、気になることがあれば医療機関へ

問診票を持つ看護師
妊娠を望んでいない人からすると、最終手段に使えるアフターピルですが高い避妊効果の反面、使用方法やその後の症状については注意も必要です。

それだけ、身体には負担をかけていることを忘れないようにしましょう。これらのことを頭において、どうしても必要な時に限りアフターピルを服用してください。そして、その後の症状には十分に気を付けることも必要です。

そして、症状が辛かったり長引いたりする場合には無理に我慢はしないでください。気になる症状があらわれた場合には早急に医療機関で診てもらうことをお勧めします。