女性のお守り、モーニングアフターピル

青空とクローバーを持つ手

アフターピルは事後避妊効果が見込める薬のことで、何らかの事情で避妊をし損なった際に、女性が摂取するものです。

世の中には望まない妊娠をして中絶手術という負担が大きい選択肢を選ばざるを得ない方がたくさんいます。そうならないように、セックスの直後でも妊娠の可能性を大幅に下げるのがアフターピルなのです。

日本ではまだまだ認知度が低いのですが、少しでも多くの女性に知ってもらうために、その効果や服用方法、購入方法などをご紹介します。

アフターピルを知ろう

アフターピルとは、なんらかの原因で避妊に失敗した際に、女性が服用する緊急避妊薬を指します。避妊に失敗したセックスから72時間以内に服用することで、体内のホルモン量が調整されて、一時的に妊娠できないようにします。

避妊の失敗例

  • セックス中にコンドームが破れた
  • 避妊具をつけずにセックスした
  • 無理やり膣内に射精された
  • 性的暴行を受けた

よくセックスの翌日の朝に飲まれるため、「モーニングアフターピル」や「あとピル」、「緊急避妊ピル」という呼び方もあります。

先進国では多くの女性に使用されていますが、日本ではまだまだ認知度が高いと言えず、その存在を知っていてもどのような作用・効果を持つのか把握していないという女性も多いのが現状です。

なかには中絶薬だと誤解している人もいますが、あくまで妊娠するのを避けるための薬剤です。望まない妊娠をしてしまうと中絶手術という選択肢がありますが、これは心身ともに大きなダメージを受けるでしょう。

中絶しなくてもいいようにするのが、アフターピルの役目なのです。

アフターピルの効果

重厚な建物
アフターピルを摂取すると妊娠が回避でき、その確率は24時間以内の服用で98%と言われています。WHO世界保健機関の調査によると、12時間以内に服用した場合は99.5%の確率で避妊ができるようです。

なぜ100%ではないのかというと、すでに妊娠が成立している場合にはその効果が発揮されません。また、子宮外妊娠という通常ではない妊娠の場合にも効果が出ないとされています。

時間が経つにつれて成功率が低下するとされており、セックスから72時間後に摂取すると80%にまで下がります。効果を最大限に発揮させたい場合は、できるだけ早く服用する必要があるのです。

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アフターピルが効く仕組み

アフターピルは妊娠の仕組みを利用して作られた薬剤です。排卵が起こり精子と卵子が膣内で出会って受精し、受精卵が着床することで妊娠に至ります。

排卵前と排卵後でそれぞれ違う作用を発揮します。妊娠中に排卵は起こりませんが、体内のホルモン量を調節して脳に妊娠していると錯覚させることで排卵を止めるのです。

排卵が起こったすぐ後にアフターピルを摂取すると、子宮内膜の壁が厚くなるのを防ぎ、受精卵が着床しにくい環境を作ります。
このように、アフターピルは排卵抑制と受精卵の着床防止という2つの作用を持つのです。

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アフターピルの飲み方

アフターピルには大きく分けて2種類存在しますが、どちらも十分な避妊ができなかったセックスの72時間3日以内に服用します。

2回服用するタイプ

1度の緊急避妊で薬剤を2回服用するのがプラノバール錠という錠剤です。セックスから72時間(3日)以内に1回目の2錠を摂取し、12時間(半日)後に2回目の2錠を摂取します。

1回だけ服用するタイプ

一方で、ノルレボ錠という薬剤は2錠を1回服用するだけで、緊急避妊の効果が期待できます。

飲み忘れてしまった場合の対処法

アフターピルの飲み忘れは2回服用するプラノバール錠で起こりやすいと言えます。1度目の服用から12時間後に再度服用する必要があるのですが、12時間後の時刻が夜中だったなどの理由で飲み忘れることがあるようです。

プラノバール錠で2回目を飲み忘れると避妊効果が下がってしまいますが、3時間程度の差なら効果に影響はないとされています。大幅に経過してしまった場合は、かかりつけの婦人科やクリニックに相談するようにしましょう。

プラノバール錠の飲み忘れを予防する方法としては、2回目の服用が深夜にならないように、1回目の服用時間を調節すると良いでしょう。

セックスした時間から誤って計算した場合も、飲み忘れにつながる恐れがあります。アフターピルの必要性を感じた際には、セックスした日時をメモに控えておくと良いでしょう。

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アフターピルの副作用

副作用には、下記のような症状があります。

・吐き気・嘔吐・頭痛・めまい・下痢・倦怠感・むくみ・乳房の張り・眠気・胃のむかむか

これらは体内のホルモンバランスが調節されたことで、身体が生理前や妊娠初期のような状態になるためです。

副作用のほとんどは、摂取してから数時間で現れて24時間以内には治まります。

なお、アフターピルを飲むと不妊など今後の妊娠に悪影響を及ぼすのではないかと心配する方がいますが、正しい飲み方をすれば今後に影響することはありません。

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アフターピルを購入する方法

アフターピルはアメリカなどの外国では市販で購入できるようですが、日本では薬局やドラッグストアなどの店頭では販売されていません。

アフターピルを手に入れる場合、病院で処方してもらう方法と通販サイトを通して海外から取り寄せる方法があります。

病院での処方

病院の診察券と薬
病院での処方を希望する場合は、婦人科やレディースクリニックを受診します。すべての婦人科・クリニックがアフターピルを処方するわけではないため、事前に調べておく必要があります。

また、アフターピルの処方は自由診療になるため基本的に保険適用外なのですが、本人確認として保険証の提示を求められることがあり、検査内容によっては保険が適用されるケースもあります。

病院で処方を受けた場合、1回分のアフターピルで1万~1万5千円ほどかかるようです。これはお薬代だけではなく、10割負担の診察料金も含まれます。

アフターピルの通販

日本の通販サイトではアフターピルの販売が許可されていないため、海外の通販サイトで購入しなければなりません。

外国から発送されるため、注文してから届くまでに少なくとも1週間はかかるでしょう。大手の通販サイトでは販売しておらず、個人輸入の代行業者が運営しているサイトで購入します。

値段は病院処方よりも安く済み、1回分を数千円で購入することが可能です。

中には悪徳業者もいて、支払い後に発送してくれない、偽薬を提供するところもあるのです。詐欺にあってしまうと事後避妊ができなくなる他、知らないうちに危ない物質を摂取してしまう恐れもあります。通販サイトを利用する際には、信頼できる業者かどうか見極める必要があります。

もっと詳しくアフターピルの値段の違いについて知りたい方はこちら≫≫

おすすめのアフターピルは『アイピル』

アイピル
アイピルをおすすめする理由は2つあります。

1つは、アイピルはノルレボ錠のジェネリック医薬品で価格がお手頃な点です。緊急避妊薬に対して価格が高いイメージを持っている方も多いでしょうが、アイピルはノルレボ錠の価格の10分の1と言われています。

2つ目の理由は、ノルレボ錠のように1回のみの服用で良いという点です。2回目の服用がないため、深夜だったり忙しかったりして飲むのを忘れるという心配がありません。

アフターピルの不正出血は、避妊に成功したサイン

摂取後にきちんと避妊ができていると、およそ3日3週間ほどで出血が見られます。これを生理月経と呼ぶ方もいますが、作用によって起こる出血は厳密には生理ではなく、「消退出血」と言われるものです。

生理も消退出血も子宮内膜がはがれることで起こりますが、自然に起こる生理と区別するために、アフターピルによる人為的な出血を消退出血と呼びます。

なお、成功したからと言って必ず出血がある訳ではなく、子宮内膜が薄すぎて出血しないケースもあるようです。3週間を過ぎても出血が見られない場合には、妊娠の可能性が否定できないため、すぐに妊娠検査薬を試すか、病院で妊娠検査を行いましょう。

アフターピルで失敗する原因

頭を抱える女性
アフターピルで避妊が失敗する原因としては、先ほど述べた飲み忘れが挙げられます。本来なら72時間以内に飲むべきものですが、120時間以内であれば60%の確率で避妊が成功すると言われています。

しかし、24時間以内で98%の成功率と考えると、やはり飲み忘れることで失敗する確率は上がってしまいます。また、摂取後23時間以内に吐き出してしまうと、成分が身体の外に出てしまい効果が薄れて失敗するケースもあるようです。

※アフターピルを吐き出してしまった時の原因や対処法を詳しく知りたい方はこちら≫≫

さらに、子宮内膜外に着床して起こる妊娠子宮外妊娠には、アフターピルの効果は発揮されないと言われています。

アフターピルを扱っている病院の中には、医師が間違った処方をすることもあるようです。服用方法を守らないと、成功率が下がる恐れがあるため、医師の指示に従うことも大切ですが、自分自身でも正しい服用方法を調べることが大切です。

アフターピルの注意事項

服用時に気をつけなければならないことがあります。

たばこを1日に1箱吸う人がアフターピルを飲むと、血栓症のリスクが高くなると言われています。病院で処方される際に問診で喫煙者かどうか聞かれますが、喫煙習慣のある方は必ず申告しましょう。

また、すでに妊娠が発覚している場合にアフターピルを飲むと、胎児に悪影響を及ぼす恐れがあります。授乳中の場合も赤ちゃんへのリスクが伴うため、厳重に注意しなければなりません。

アフターピル≒中用量ピル

緊急避妊の目的で使用されるプラノバール錠が中用量ピルに分類されていることから、アフターピル中用量ピルと思われるかもしれません。

中用量ピルは緊急避妊に特化した薬ではなく、本来は生理不順や無月経といった卵巣機能に関わる治療で使用されるものです。事後避妊効果も発揮するということで、アフターピルとしての役割も担っているのです。

低用量ピルとの違い

薬の違い
低用量ピルもアフターピルも避妊をする目的で服用するものですが、その違いはホルモン量と飲み方にあります。

アフターピルはセックスの後に摂取するものでホルモン量が多いこと対して、低用量ピルは少量のホルモン量を毎日取り続けて効果が保たれます。

低用量ピルは毎日飲んでいる限りセックスをしても避妊効果が発揮されますが、アフターピルは避妊なしのセックスをする度に服用する必要があるのです。

もっと詳しく低用量ピルとアフターピルの違いを知りたい方はこちら≫≫

アフターピルは事前に購入しておくのが大事

セックス中に避妊し損ない、直ちにアフターピルを入手しないといけない状況の中、取り扱っている病院が近くになかったり、休診日で病院が閉まっているというハプニングが十分に予想されます。

いかに早く服用するかで避妊成功率も変わってくるため、事が起こる前に手元に何個か持っていると安心です。

病院では、原則避妊をし損なって妊娠しているかもしれない状態でのみ処方され、一度に複数購入することはできません。お守りとして複数購入しておきたいという場合には、個人輸入が可能な通販サイトを利用するのが良いでしょう。

アフターピルがお守り代わりになることをもっと詳しく知りたい方はこちら≫≫